黒いシャコ
梅雨の晴れ間、潮だまりに遊びに出かけました。
イソガニやヤドカリが沢山歩いていましたが、ひときわすばやく動く生物がいました。 よく見てみると、それは黒いシャコでした。
たも網ですくおうとしても、とても早くてなかなか難しいです。 少しずつ岩場のすみに追い込んで、ようやくつかまえることができました。
水槽に入れると、たくましい前足(捕脚)でコンコンと叩きます。 いっしょに入れたイソガニが近づくと、やはり前足で攻撃します。
せわしく動いていましたが、次の日には力尽きてしまいました。
梅雨の晴れ間、潮だまりに遊びに出かけました。
イソガニやヤドカリが沢山歩いていましたが、ひときわすばやく動く生物がいました。 よく見てみると、それは黒いシャコでした。
たも網ですくおうとしても、とても早くてなかなか難しいです。 少しずつ岩場のすみに追い込んで、ようやくつかまえることができました。
水槽に入れると、たくましい前足(捕脚)でコンコンと叩きます。 いっしょに入れたイソガニが近づくと、やはり前足で攻撃します。
せわしく動いていましたが、次の日には力尽きてしまいました。
大潮だったので海へ出かけました。
海中を観察していると、小さいタコが岩そっくりの色をして、ゆっくりと歩いていました。
水槽に入れると隅っこへ移動し、足を丸めてじっとしています。 ずーっと、じっとしています。
港を散策していたときのことです。 前から重たそうに荷物をかかえたおじいさんが歩いてきました。 その姿はまるで、プレゼントをたくさんかついだサンタさんのようでした。
「何を運んでいるんですか?」たずねてみると、下ろしてから見せてくれました。 たくさん詰まっている海草のようなもの、その正体は、ヒジキだということでした。
ひじきって、もともとこんな色をしているものなんですね。
茨城県沖の日本海溝、水深7703メートルの海底に住む魚の姿を東京大海洋研究所などが撮影しました。
エサのサバに寄ってきた魚はオタマジャクシのような姿で、30センチ以上あるものもいました。 カサゴ目クサウオ科のシンカイクサウオとみられるそうです。
水深7703メートルは超深海で、光が差さない漆黒の世界。 水温1.5度、水圧は地上の700倍以上あるそうです。
2008/10/11朝日新聞より