今年は4月にはいっても寒かったせいか、ツバメが飛来するのが遅れているようです。 例年ならば、ちらほらツバメの姿を見かけるハズなのですが。
ようやくツバメの姿を確認できました。 ツバメたちは毎年いつも同じひとつの巣を増築しながら子育てをするのですが、今年は2006年に飛来したツバメが壁に作ろうとしていた巣を使うようです。
まだほとんどできていない巣に枯れ草などをしきりに運ぶ姿を目撃します。 巣の材料を口に含み、小刻みにくちばしをふるわせながら巣の壁を高くしていっています。
順調に巣は大きく高くなっていってたのですが、今日観察すると、巣が真下に落ちてしまっていました。 せっかくがんばって作ったのに、とてもかわいそうです。
巣が落下する様子を直接観察したわけではありませんので憶測ですが、
以上のような原因を考えました。
昨年ならば、小ツバメはすでに生まれ、大きくなって飛び立っている頃です。 さて今年の親ツバメ、これから一体、どうするのでしょうか。
建設中の巣が落ちてしまったので卵を産むことも危ぶまれたのですが、ツバメたちはいつもの巣にとまり、ここで卵を産もうとしているようです。 過去4年間、小ツバメたちはこの巣で大きくなり飛び立ちました。 安定感のある安心できる巣です。
がんばれ親ツバメ!
今日こっそりと巣の中をのぞいてみたのですが、まだ卵はひとつもありませんでした。 近所に住む、毎年ツバメが巣作りをしている様子を観察しているおじさんの話では、やはり今年は巣作りをはじめる事自体が遅く、卵も産まれていないようでした。 やはり気候の影響もあるのでしょうか。
毎晩空き家に泊まっているツバメたちですが、昨晩は一羽の姿しかありませんでした。 一体どうしたのでしょうか?
梅雨が明けると同時に、ツバメは飛び立ったようです。 今年はなんと、子育てをせずに立ち去りました。 やはり作っていた巣が落ちてしまったことに原因があるのではないかと思います。 大変残念な結果となりました。
これにて今年のツバメ観察日記を終わります。
2010-06-30