自宅の近くにある空家で毎年子育てに励むツバメの観察記です。
今年もそろそろ来る頃だろうと期待しているとやっぱり来ました。 例年のように巣の壁をちょっと増築し、頻繁に巣と空を往復しています。 そのうちオスと見られる燕が付き添うようになり、夜は巣で眠るようになります。
親つばめのいないスキに鏡を使って巣の中を覗いてみたところ、2個の卵が確認できました。 例年通りならば、あと3個の卵を産むはずです。
いつの間にか卵から孵化している子ツバメたちでしたが、今年は3匹のようです。 すでに身体も大きくなり、身を寄せ合いながら巣の中で暮らしています。
ときおり大空に羽ばたいては巣に戻り、また繰り返し、という風に、飛行訓練をしている様子です。 梅雨空の中、身体を濡らしながらも勢いよく飛び回る様子は見ていて心配でもあり、自然の強さを感じたりもします。
もうじき旅立ってしまうんだな、と思うと、やはり毎年のように寂しくなります。 でもがんばって!
日中、巣の中はカラなので、ついに旅立ってしまったのかな、なんて思っていたら、ちゃんと夜には帰ってきます。 もはや窮屈になってしまった巣の中に、3匹の子ツバメは仲良く眠ります。 近くでは2匹の親ツバメの姿も確認できます。
例年よりも早く梅雨明けし、同時にツバメたちは巣立ちしたようです。 また来年!
ツバメたちが巣立ってから2、3日経過したころ、またツバメが飛来していました。 そして空っぽになった巣の壁面を増築しているようです。 今から卵を産む気なのでしょうか。
2008-09-09