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ツバメ観察日記2006

2021年版をリアルタイム更新中です、ぜひごらんください!

ツバメの巣発見!(2006/04/01)

ツバメ観察記2006

ウチの近所には、なんとも古めかしい、むかしお店を営んでいたという空き家があります。

息子とかくれんぼをする際に、ちょうど良いかくれ家になるので使わせてもらうことがよくありますが、ある日かくれようとしたところ、フと頭上にツバメの巣を見つけました。

とくにツバメが飛んできている様子はないので、むかしツバメが巣立った後なのでしょう。

さあ、かくれんぼ。

ある日、ツバメが二羽、ひっきりなしに飛んできていることに気がつきました。

その後、ツバメの巣には、なんの関心もなく過ごしてきたわけですが、ある日、ツバメが二羽、ひっきりなしに飛んできていることに気がつきました。

人の気配を感じると逃げてしまうので、こっそり観察します。 しばらく様子を見ていると、どうやらむき出しの電灯の上に作られた、古いツバメの巣に用事があるようです。

ツバメが行きかう古い巣の下には、泥というか、ワラというか、そういうものがちらほら落ちています。 「これはきっと、巣を作っているのでは?」 古い巣を増築し、これから卵を産むに違いないと感じたので、ツバメたちを観察していくことに決めたのでした。

ツバメが巣をかける条件

ツバメは長い時間の中で、日本人を信頼するようになったからこそ、人が住む近くに巣をかけるようになりました。

「店先にツバメが巣をつくると、商売が繁盛する」 「ツバメは益鳥だ」

と、むかし田舎の子供は教えられたといいます。

「スズメは稲穂を食べるから害鳥だけど、ツバメは稲につく虫を食べるから益鳥」

とも言われておりました。 なのでツバメの巣や、ヒナを取ることを「バチがあたる、病気になる、家が不幸になる」という風にタブーにしたというわけです。

ツバメは巣を作る前に、風の方向や、外敵に対して安全かどうかを入念に確かめます。 とりわけヒトが一番安全だという事を歴史的経験によりツバメたちは知っているので、人の出入りができるだけ多い場所を選ぶのです。

人の出入りが多い場所には天敵のカラスやヘビは寄ってきません。 つまり大安全なわけです。

このような理由により「ツバメが巣を作ったら、商売が繁盛する」のではなく「商売が繁盛していて、人通りが多い所だからこそ、ツバメはそこに巣を作る」と言えます。 せっかくツバメはヒトを信じてくれているのですから、ヒトもツバメの子育てを温かく見守ってあげたいところです。

夜も巣作り(2006/04/03)

夜も巣作り

ツバメに気付いて以来、毎日気になってしかたがありません。 二羽のツバメは、せわしく古いツバメの巣を訪れています。 夜にのぞいてみても、まだ二羽のツバメはせっせと働いているみたいでした。 どうやら今晩は泊り込みのようです。

巣の下の様子(2006/04/04)

巣の下には泥が

古い巣の、拡張工事をしている様子です。 巣の下には、泥のようなものがポタポタと落ちています。

巣の増築完了(2006/04/17)

巣の増築完了

黄色い線から上が、今回増築した巣になります。 できたての部分はやや湿り気があり、色が濃いです。 ツバメたちは、巣の材料を運びこむのを止めました。 メス(たぶん)のほうは、巣にじっと座っています。 オスは、まめに廃屋からの出入りを繰り返しています。

ツバメが産卵(2006/04/28)

ツバメが産卵

しばらく観察の間が開きましたが、最近どうなんでしょうツバメさん。 誰もいない巣の中を、懐中電灯と手鏡を使って覗いてみると・・・卵だ! ツバメの卵を初めて見ました。

ウズラの卵よりも小さくほっそりしたのが5個。 大切そうに、ふんわりワラで包まれています。 これを毎日温めているのですねツバメさん。 育児とは、つまり愛である事を教えられます。

孵化:その前に壮絶なドラマが(2006-07-08)

割れたツバメの卵

4日ほど前、卵のカラがひとつ巣の下に落ちていました。 ようやく孵化(ふか)したようです。 おめでとう!! 巣を覗くと、産毛の生えた、やけに口の大きい小ツバメが見えます。 親ツバメはひんぱんに出入りをし、エサを運んでいます。 今までのように、巣の中心に座るのではなく、巣のふちに止まるようになりました。

生まれたてのツバメ

途中、巣を作った土台の電灯が天井からはずれかかっていたので補強してあげました。 親ツバメは、巣作りから産卵、卵をじっと温めるという偉業を成し遂げたわけですからね、何か手伝いたくもなります。

でも実は、ツバメのヒナが羽化するまでには、壮絶なるドラマがあったのです。

今回の孵化からひと月前。 巣の下に卵が落ちていました。 「孵化したか!」と、興奮して卵の殻を取り上げたら、何かベタリと手に触りました。 そしてその手をよく見ると、黄身でした。

親ツバメ

不安になり、親ツバメのいないうちに巣を覗いてみました。 すると、4つの卵が巣の中にありました。 他の卵が無事で、ホッとするのと同時に「なんでこの卵落ちたんだろう?」と疑問を感じたのです。

しばらくして、またツバメの巣の様子を見にいきました。 巣を見上げると、親ツバメはいません。 「おや?」 またツバメの卵が落ちています。 近づいてみると、割れた卵の間から、黄身と白身があふれ出ていました……。

恐る恐る巣の中を覗くと、卵は3つに減っています。 これは何かが起きています。 何だろうかと思案しているうちに、親ツバメが戻ってきました。 そして衝撃的な光景を目にするハメになったのです。

親ツバメは巣に乗り、卵をくわえました。 そしてすぐさま飛び立ったかと思ったら、くわえた卵を落としたのです・・・。

残る2つの卵の危機を感じた私は、とっさに親ツバメが入ってこれないよう、廃屋のドアを閉めきりました。

そしてしばらく悩みました。

このままでは残る2つの卵も絶対に落とされるハズ。 今のうち卵を保護しようか。 しかし親ツバメは事情もないのにこんな事はしまい。 どうしよう……。

と思案に思案を重ね、妻とも話し合った結果、そのまま自然の流れに、まかせることにしました。

再び廃屋のドアを開けると、すぐに親ツバメが飛んできました。 そして卵をくわえて、飛び去りながら落とします。 すぐまた戻ってきて、卵をくわえて落とします。 とうとう5個の卵は、すべて孵化することなく、親ツバメに落とされてしまいました。

この事件について、以下のような仮説をたてました。

  1. 廃屋のドアがたまに閉められている時があり、親が巣に入れない。 卵を温められないから、充分に温められなかった卵は、死んでしまっていた。 そこでそれに気付いた親ツバメは、卵を処理した。
  2. 実は卵を落としたのは親ツバメではなく、別のツバメで、意地悪するために落とした。
地球の生物シリーズ【日常会話集】

事実はわかりませんが、非常に残念な結果に終わりました。

本年のツバメ観察記もこれにて終了…と思っていたら、ある日ツバメが二羽、卵の無い巣に飛んできました。 そしてせわしなく鳴き、また巣の材料となるワラや泥のようなものを巣にペタペタ塗り始めたではありませんか! 卵を落としたツバメなのか、新しく現れたツバメなのかはわかりませんが、とにかく巣を、さらに補強しているようです。 驚きながら、観察を続けることにします。

新たな出産へ

ツバメが産卵

やはり新しく現れた(もしくは元々いた)ツバメは、再び卵を産もうとしているようです。 増強した巣に座るメスツバメ。 そして少し離れたところに止まり、それを見守るオスツバメ。 何日かが過ぎていきます。

そしてメスツバメが巣に滞在している時間が長くなりました。 おそらく卵を産んだのでは? と考え、親ツバメがいないすきに巣を覗いてみると、やはりありました、5個の卵が!

このツバメたちが元々初めに巣を作ったツバメなのか、新しく来たツバメなのかは判別つきませんが、今度は必ず羽化させてやりたいという思いがあります。 注意深く見守っていきたいと思いました。

日中メスツバメは終始卵の上に座り、温めています。 オスツバメは頻繁に出たり入ったりを繰りかえすのですが、夜になると、必ず廃屋に帰ってきて、巣の近くに止まって一夜を過ごします。 オスも気が気ではないのでしょう。 なかなかやさしい男ではありませんか。 しかし、またしても悲劇が訪れたのです。

オ、オスツバメがっ!

我々家族はその日、朝からお出かけしていて、家に帰宅したのは夜遅い時間でした。 もはや日課となっているツバメの巣チェックに、懐中電灯を片手に廃屋へ出向きました。 正面のドアを開くと、そこには、なんと、ツバメが倒れているではありませんか。

ツバメの羽

巣を見上げると、メスツバメが相変わらず卵を温めています。 しかし、いつもかたわらに止まっているオスツバメがいません。 ということは、この倒れているツバメはオスツバメなのです。 手にとると、すでに固くなって死んでいました。 「なんで死んだのだろう。 なんで?」と腑に落ちないままお墓を作って埋葬しました。 明日からメスツバメは、女手一つで5個の卵を育てなければならないということを考えると、胸が苦しくなり、眠れませんでした。

オスツバメが死んだ原因って一体何なんだろう。 ひとつ思い浮かんだのは、「密室死した」ということです。 廃屋はいつも大体正面のドアが開いています。 おそらく管理人か誰かが開放しているのでしょう。 そこからツバメは室内に出入りします。 しかしたまに正面ドアが閉まっている場合があります。 そんなときは私が勝手に開放します。 

このように普段は終日開放している玄関が、死んだ日は閉まってしまったのではないだろうか。 その日は私達はお出かけをしたので、廃屋のドアがしまっていても開けてくれる人はいない。 ちょうどドアが開いているときに入ってきたオスツバメが巣のちかくに止まっている時に、ドアが閉まった。 オスツバメは外へ出ようにも出口が無い。 鳥とは大空を舞うもの。 狭い密室内に閉じ込められたオスツバメは飛ぶこともできず、エサも食べることもできずに死んでしまったのではないだろうかと考えたわけです。

それではメスツバメは一体どうなんだ。 生きているじゃないかと、思いますが、メスは子育て中は飲み食いせずにがんばるのではないのでしょうか。 やっぱりツバメも、メスが強いのではないでしょうか。

以上のような理由から、廃屋にいつでもツバメが出入りできるように、たとえ誰かが廃屋の正面ドアを閉めても、奥の小窓は終始開放しておくようにして、今後注意深く観察するようにしたのです。

あくる日、メスツバメは相変わらず卵を温めています。 たまに外へ飛んでいき、すぐに戻ってきます。 「あたらしい旦那でも見つけてきたらいいのにね」と家族で話していたところ、なんと本当に新しい旦那を連れてきました。 もうホントにビックリです。 新しい旦那も相変わらず、卵を温めるメスの近くに止まり、じっとしているのです。 今回からは、廃屋の小窓が終日開いており、ツバメが密閉されることはないので、ちょっと安心です。

巣がすっからかん

そろそろ羽化するのではないかな、とツバメたちを見守っていると、ツバメたちがなにやら騒々しいです。 様子を見ると、巣の材料を運び込んでいます。 しかも、今ある巣に運んでいるのではなく、その巣の横の壁側面に、どうやら巣を作っているみたい。 あれ? なんで?

燕の巣 増築

もしかして旦那が変わったので、新しい旦那の分の卵を産むための巣を作っているのではないか? なんて考えていたら、しばらくして巣の新築工事は中止したようです。

そろそろ羽化が待ち遠しくなりました。 また脚立を使って、親ツバメの居ない隙に巣の中を覗いてみようかと思いました。 そして巣を覗いたら…唖然。 なんと、5個あった卵がすべてありません。

とにかく、何がどうなっているのか。 前回のように、ツバメ自らが卵をくわえて落としたわけではないようです。 なぜならば、周囲をどんなにくまなく探してみても、割れた卵は見つかりません。 前回のときは、5個全ての卵の残骸が廃屋内に落とされていたことを考えてみると自ら落としたとは考えられないと思います。 しかしとにかく5個全ての卵が巣の中にはないというのは事実。 私達は、考えました。 この廃屋は、ツバメが子育てするのには向いていないのだろうと。

そして孵化へ

もはやガッカリする気力も残っていないほど、いろんな事件を目の当たりにしました。 はー。

しかし、なんと! メスツバメは諦めていなかったのです。 再び5個の卵を産卵し、トップの写真のように、無事、孵化させることができたのであります! この孵化の背景には、このようなドラマがあったのです。 只今2匹のヒナが必死になってエサをもらっています。 どんどんおおきくなれ!

口卒啄同時

母ツバメが卵を抱いて、羽の下で何日も温める。 やがて孵化の日が到来し、卵の中で育ったヒナが内側から殻を突つきます。 このヒナが内から突つくのを、口卒(そつ)と言います。 その瞬間、母ツバメは、卵のまさに同じ点を、くちばしで突つき返します。 これを啄(たく)といいます。口卒と啄が同時に行われることで卵が割れ、ヒナは無事この世に誕生するのであります。

母ツバメの啄は、早すぎても遅すぎても、あるいは場所がずれていてもいけないわけです。 わが子の合図に応じて、間髪をいれず、正確に突つき返さねばいけないわけです。

ツバメのヒナ、スクスク育つ

成長を続けるヒナツバメ

ヒナたちは言葉どおり目に見えて大きくなっていきます。 非常に成長が早いです。 初めは3羽だけ確認していたのですが、最近では5羽全てが巣の外に頭を出して、母ツバメにエサをねだっている様子が見られます。

たまに巣の外にお尻をむけて、フンを落とします。

エサを待つヒナ

ツバメのヒナをよく観察してみると、口が非常に大きいことがわかります。 口の周りは黄色く縁取られています。 もしかすると、口が目立つようにそうなっているのではないかな、なんて考えたりもします。

産毛のツバメ雛

よくみると、細かい体毛が沢山生えていることに気付きます。 目はまだ開いていないようです。

しきりにエサを運ぶ親ツバメ

エサをはこぶ親つばめ

母さんツバメはエサをくわえてきて、ヒナに食べさせてあげています。 一日に何度も、繰り返し飛んできては、エサを与えています。 5 羽のヒナたちも、すくすくと大きくなってきて、段々と巣が窮屈になってきたようです。

子ツバメ飛び立つ!

飛び立つツバメ

目に見えて大きくなる子ツバメたちではありますが、もはや巣の中は寿司詰め状態となりました。 おり重なるようにして5羽の子ツバメは巣の中におり、見た目もずいぶん親にそっくりになってきました。

梅雨の時期にしてはめずらしく晴れた昨日、なんと、子ツバメが巣から飛び出していました。 一生懸命羽をバタつかせながら、壁にとまりました。

壁つばめ

かたわらでは、親ツバメ2羽が見守っています。 そして子供達は羽をバタバタ廃屋内を飛び回り、ちょっと外に出て、また巣に戻る。 これを一日繰り返したのでした。 夜になり、また巣を覗いてみると、子ツバメたちはみんな巣に戻っていました。

もうすぐ飛び立っていってしまうのかと思うと、嬉しい反面、なんだか悲しくもある複雑な心境です。

巣にすし詰めなつばめ

梅雨があけ、よく晴れた空へ子ツバメたちは飛んでゆきます。 今日は朝飛び立ったきり、夕方まで帰ってこなかったのですこし心配だったのですが、夕方6時ぐらいになると、みんなで帰ってきました。

地球の生物シリーズ【日常会話集】
集団行動するつばめ

どうやら子ツバメは5羽で集団行動しているようで、そのかたわらに、親ツバメが2羽ついています。 子ツバメは、体の色が薄いので、すぐに親との区別がつきます。 親とじゃれるような様子が見られたり、相変わらず止まりにくい壁にむりやり張り付いたりして、社会勉強を続けている子ツバメでした。

子ツバメ飛行訓練中

壁にとまるツバメ

夜になると、5羽みんなで巣に戻り、すごく窮屈そうに、休んでいました。 もう親ツバメは一緒には泊まらないようです。 さて一体いつまでこうして巣に戻ってきてくれるのでしょうか。 お別れの時のことを考えると、日に日に寂しさがつのります。 でもがんばれ子ツバメたち!


続・子ツバメ飛行訓練中

飛行訓練中の子ツバメ

今日も朝早くから晩まで外で遊びつづけてきたのでしょうか。 夜になると、ちゃんと5羽巣に戻ってきます。 社会の荒波にもまれ、だんだん外見も大人に近づき、巣に戻ってきた姿もなんだかりりしいです。

立つ鳥後をにごさず

飛行訓練を繰り返していた子ツバメたちでしたが、ついに完全に巣立っていったようです。 もう夜になっても、巣には戻ってきません。 寂しいけれど、うれしい。 なんだか複雑な気分です。

また来年、巣作りに戻ってきてくれることを、期待しております。 以上、2006年のツバメ観察日記でした。

2015年ツバメ観察記はこちら

ツバメ観察記もくじ



2008-09-09




4 Comments»

  1. カワユイ♡

    リンゴ♪』 さんからのコメント— 2013 年 10 月 1 日 @ 9:27 AM

  2. 我が家の玄関の上に今年初めて、ツバメが巣作りをしました。卵は、5個そのうち5羽ちゃんと孵化しました。二週間ぐらいしたら一羽居ないことに気づき、凄く心配でたまりませんでした。調べたりすると、ペアになれなかった雄が卵殺し、雛殺しすると。何日かすると、朝早く外に出て見てみると一羽巣から落ち掛けてて、人の匂いがついては、いけないと思い、ホウキで、戻しました。他のにくらべて、かなり体が小さくて。夕方その子は、下に落ちて、死んでました。今、3羽頑張って成長しています。

    ユキコ』 さんからのコメント— 2014 年 7 月 19 日 @ 7:05 PM

  3. すごく勉強になりました。いろいろなことが書いていてだんだんツバメの事がわかりました。

    川口美海』 さんからのコメント— 2014 年 8 月 16 日 @ 8:55 AM

  4. たまたまツバメの事が知りたくて、見つけたのがツバメ観察日記でした。
    昨年、私の職場にツバメが4羽孵化しました。
    あと2〜3日で飛び立とうとしたある日、カラスがやって来て巣の周りをうろうろ…。まさかと思った瞬間!ツバメの巣に飛びつき4羽ともカラスの犠牲になってしましました。見守ってきたので、とても悲し出来事でした。
    観察日記を参考にして、今年はカラス対策をして、元気に巣立てる様に見守って行きたいと思います。

    郷 和哉(ペンネーム)』 さんからのコメント— 2016 年 6 月 27 日 @ 8:08 PM

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