子供たちが公園から拾ってきたどんぐりでコマを作ります。
どんぐりの殻斗(かくと)を取り除いて、中心につまようじがささるぐらいの穴を開けます。
あけた穴につまようじを差し込んで、ちょうどよい長さになるよう切りつめます。
つまようじを指でつまんでコマのように回すといきおいよく回転します。
どんぐりの殻斗(かくと)を取り除いて、中身を全部かきだしてしまいます。 種皮がなかなかとれにくいので、根気よくかきだしてください。 耳かきを使うと作業しやすいです。
中身をきれいにかきだすことができたらどんぐり笛のできあがりです。 どんぐりを光にかざしながら作業すると中身の様子が見えやすいです。
どんぐり笛を吹くときは、穴に下唇をあてて、やさしく息を吹きかけます。 ちょうど空き瓶を吹いて鳴らすときの要領です。
殻斗はどんぐりについている帽子のようなものです。 殻斗は枝が変化したものと考えられていて、ブナ科、ナンキョクブナ科だけにあるものです。 ドングリが成熟すると、殻斗からはなれて木から落ちます。 どんぐりを育てることもできますよ→どんぐりを育てよう。
どんぐりは樹木の果実です。 どんぐりは芽を出すために栄養素をたくさんためこんでいるので、動物たちによっては、とても魅力的なエサとなります。 でも、どんぐりの中にはタンニンという物質が多くふくまれていて、渋みや苦みの原因になっています。
食べる際、タンニンを抜きたい場合は、水に溶ける性質があるので、水にさらしたり、水を替えながら煮込んだり、たんぱく質と結びつく性質があるので牛乳で煮たりします。
2010-11-24