火を使わずに料理ができるソーラークッカーの作り方です。 太陽の光を一点に集めます。
図のようにパネルを用意します。 パネルの素材は何でも結構です。 今回はダンボールを用いています。
切り分けたら、パネルにアルミホイルを巻きつけます。 内側になる面は、アルミホイルがなるべく平らになるよう貼り付けます(今回は2分の1の縮尺で作りました)。
①のパネルは破線部分から軽く折り曲げます。 ①のパネルの隣に②のパネルをつなぎ、そのとなりにまた①をつなぎ、②をつなぎ・・・というように組み立ててゆき、パラボラアンテナのような形に組み上げます。
③のパネルは4枚をつなぎ合わせて枡形に組み上げ、①のパネルの破線部分に合わせて取り付けます。
④のパネルは底面を真っ黒く塗りつぶします。 破線で折り曲げて止め、箱型にします。 できあがった箱に、ソーラークッカー本体を収めます。 段ボールを素材にした場合、厚みがあるのでその厚み分寸法を大きくしなければクッカーが収まりません。
組み立てる際にはセロハンテープを用いています。
よく晴れた日に、ソーラークッカーを野外に持ち出します。 クッカーの内部が一番明るく見える場所へクッカーを移動させます。
黒い器に生卵を割り落とし、クッカーの中に入れます。
クッカーの上からラップをかけて、熱が逃げないようにします。 さて、何分で目玉焼きが焼きあがるのでしょうか。
※番号はパネルの番号です。
卵を入れてから15分が経過しました。 白身がうっすら白くなっている様子が確認できます。
大分白身に火が通りましたが、黄身はまだ生っぽいです。
ラップの内側に水滴がつきはじめました。 よく観察すると、まだ白身に生の部分がありますので、もうしばらくそのままにしておきます。
ついに、目玉焼きが完成しました。 白身にはよく火が通っていますが、黄身は半熟程度でちょうどよい頃合です。 器は手でつかめないほど熱くなっています。 ソーラークッカーで目玉焼きを作る実験は、大成功です!
※必ず大人の人と一緒に実験をしましょう。 目玉焼きのできあがる時間は気候によっても違います。
2011-08-30
大地震が起きて電気やガスが止まった時などに役に立ちそうですね。
『 鈴木真人』 さんからのコメント— 2018 年 4 月 9 日 @ 3:09 PM