真夏の夜店にて、疲れ半分眠りながらビールを飲んでいたところブーンとヒラタクワガタが飛来してきました。
採集に行ってもなかなかつかまらないヒラタクワガタが、自ら目の前に飛んできてくれるなんて幸運です。 家へ持ち帰り飼育してみることにしました。
カブトムシを飼うときのように、飼育ケースに昆虫マットを敷きつめて、とまり木を入れます。 エサは昆虫ゼリーを与えます。 オスメスペアで飼育し、産卵させたい場合は産卵用の木(産卵木)を水に半日ぐらい浸して湿らせてから、マットに半分ほど埋めて入れておきます。
※マットが乾いてきたら、きりふきで湿らせます。 とまり木をきちんと置いておかないと、クワガタがひっくり返って起き上がれずに死んでしまう場合があります。 産卵木にカビが生えることがありますが問題ありません。 メスは産卵直前に動物質のエサをよく食べるので、たんぱく質入りの昆虫ゼリーを与えます。
夜店のときに飛んできたオスのヒラタクワガタを飼育しはじめて約一年がすぎた頃、ひとりでは寂しいのではないかと思い、ヒラタクワガタのメスを探してあげることにしました。
といっても探したからといってすぐに見つかるものではなく、苦難の日々が続きました。 ライトトラップを設置してみても、飛んでくるのはノコギリクワガのメスだったり、コクワガタのメスだったりと、なかなかヒラタクワガタのメスは見つかってくれません。
そして半ば諦めかけていた頃、道端を歩いて移動中のヒラタクワガタのメスを偶然発見したのです。 あのツヤツヤの体が目の前を通り過ぎた瞬間の嬉しさといったらもう、最高でした。
※ヒラタクワガタのメスとコクワガタのメスは区別がつきにくいものですが、前足のけい節がまっすぐなのがコクワガタのメスで、曲がっているのがヒラタクワガタのメスと判断できます。
ようやくペアになったヒラタクワガタも、交尾をしなければ卵を産みません。 オスとメスを一緒に飼育していると自然に交尾をするものだとは思いますが、その瞬間を観察してみたいと考えて、毎晩飼育ケースからオスメスを取り出し、暗いところで観察を続けました。
ある日飼育ケースをこっそり開けると、お尻同士がくっついているように見えました。 まぎれもない交尾の瞬間です。
今年は7月頃にペアにして、9月の下旬(09/24)にはもう産卵木がボロボロの状態でした。
産卵木を新聞紙などの上に取り出して、いよいよ幼虫の割り出しを始めます。
ゆっくりと割り出し始めてからすぐに、卵を見つけました。 別の容器に移し替えて、ふ化を待ちます。
続けて幼虫の割り出しを行います。 期待と不安の入り混じった日常生活ではありえないスリルを感じながら、慎重に割進めます。
食跡という幼虫が産卵木を食べ進んだ跡が見つかればしめたものです。 そこをたどっていくと小さい幼虫がいるはずです。
幼虫は産卵木の中だけではなく、昆虫マットの中にもいる場合があります。 今回はマットの中から5匹の幼虫を見つけました。 よく探してみてください。
割り出した幼虫は、1匹ずつ分けて飼育します。
透明の空き瓶に湿らせた昆虫マットを固く詰めて幼虫を1匹入れます。
25℃ぐらいで飼育するのが理想的で、マットは幼虫専用のものを使用するとよいです。 瓶が透明だと観察がしやすいのです。
幼虫は昆虫マットの底のほうから食べ進み、粉状のくずれやすいフンをします。 ビンの半分ぐらいがフンになったら新しいマットに交換します。 この際古いマットを少量新しいマットにまぜておくと食べやすくなるそうです。
※オオクワガタなどの幼虫は菌糸ビンで育てると大きくなります。
以上、観察を続けながら追記していきます。(2009/09/24)
何年か前に、ヒラタクワガタをオオクワガタのように菌糸ボトルで育ててみました。
用意しておいた菌糸カップに割り出した幼虫たちを移します。 今回割り出したのは5匹。 考えていたよりも少ないけれど、全員菌糸カップに移すことに成功しました。 そういえばペットショップでこの菌糸カップを購入する際、「カブトムシはこの菌糸カップでは育てることができません。」という注意書きがありましたがどうしてなのでしょうか?
みるみるうちに、菌糸カップは幼虫に食い進まれ、白い部分が減っていきます。 そろそろ大きい菌糸ボトルに交換してみます。 久しぶりに見る幼虫は見違えるように成長しており、成虫への期待がおのずと高まります。
菌糸ボトルに移して、まだ一月も経過していないのに、そのうちの一匹が蛹室を作り始めました。「もう蛹?」と少し戸惑いながら経過を見守ることにします。 そうしてしばらくすると、蛹に変貌していたのです。 腰をクネクネさせて転がっている様を、見守る日々が続いています。
菌糸ボトルごしにサナギを観察することがあまりにも見にくく、もどかしかったので、菌糸ボトルを半分に切り、じかにサナギを観察しようということに息子と話し合った結果決まりました。 菌糸ボトルをなるべく揺らさないように静かに作業し、菌糸ボトルを半分に切り終えました。
そしてしずかに蛹室へと指で掘り進んでいきました。 そしてようやくサナギに到達し、あらかじめ指でならし固めておいた人工の蛹室へと移したのでした。
少し振動があると、巧みに下半身を回転させ、サナギ好みのベストポジションを確立します。 息子はその様を面白がって、わざとサナギを揺すろうとするのですが、そこをなんとかこらえてもらって、観察を続けることにしました。
人工蛹室の上で、蛹は静かに羽化を時期を待ちます。 そうして、なんだか、サナギの両アゴや、足先あたりが少し黒ずんできました。 これはもうじき羽化するサインです。 楽しみに待ちます。
そしてついに、サナギは羽化したのです。 両アゴは閉じたままで、羽も軟らかそうです。 色はオレンジっぽいかんじでうーん、小柄ながらも、立派なヒラタクワガタへと羽化してくれたわけです。 おめでとうヒラタクワガタ!
ヒラタクワガタはカッコイイです。 オオクワガタも良いけれど、初めて肉眼で見たのは大人になってからです。 対してヒラタクワガタは、ある程度小さい頃から慣れ親しんでいるヒーローであり、「手の届く憧れの存在」だったのです。
時折写真のようにダニがつく場合があります。 歯ブラシでこすりながら流水で洗い流します。 ダニは飼育ケースを不潔にしておくと大発生してしまいます。
2009-09-10
ちなみにわたくし、11ですw
『 クワクワーニョ』 さんからのコメント— 2013 年 7 月 19 日 @ 10:21 PM
千葉県富里市でヒラタクワガタを採れますか。
『 yuki』 さんからのコメント— 2013 年 7 月 21 日 @ 9:35 PM
家も飼ってます。(アルキデス、チョウセンヒラタ)
なかなか交尾しない。
それどころかケンカして♂が♀を挟んでる。・゜・(ノД`)・゜・。
どうするば良いですかね、
『 桑桑』 さんからのコメント— 2013 年 7 月 24 日 @ 12:15 AM
ヒラタは添加剤発酵マットがより大きくなりますよ。
『 桑桑』 さんからのコメント— 2013 年 7 月 24 日 @ 1:29 AM
千葉県でヒラタクワガタが採れる市はどこですか。
『 ヒラタクワガタ』 さんからのコメント— 2013 年 7 月 24 日 @ 5:43 PM
この前、オスヒラタクワガタつかまえました。でも、無理やり引っ張りだして、足がちぎれてしまい2日後死亡・・・「泣き」今度は、優しくとりだしたいです・・・。 ヒラタほしい———————————–.
『 ひろと』 さんからのコメント— 2013 年 7 月 25 日 @ 5:22 PM
(‘∀’)
『 ヒラタクワガタ』 さんからのコメント— 2013 年 7 月 27 日 @ 9:51 AM
ヒラタクワガタのメスが欲しいけど!なかなかいない、とうしよう!
『 アムロ·レイ』 さんからのコメント— 2013 年 7 月 27 日 @ 4:47 PM
僕もヒラタ飼ってます!!今ヒラタのメスを産卵セットに投入しています。僕は家の裏の木でヒラタを捕まえました!ほかにも僕はギラファや二ジイロも飼ってます。今後それらを交尾させて産卵させるつもりです!!僕は小学生の頃からクワガタやカブトが大好きです。これからもいろいろなクワガタやカブトの飼育に挑戦していきたいと思います!遅れましたが僕は15歳です。
『 クワポン』 さんからのコメント— 2013 年 7 月 27 日 @ 8:04 PM
こんにちは!
昨日沖縄から帰ってきた。本島に植物園があり、入ると1匹プレゼントされた!やったぜ!ww
『 べんちゃん』 さんからのコメント— 2013 年 8 月 10 日 @ 1:57 PM
奈良県みんですぼくもヒラタを育ててます
長いきさせたいです
『 けんと』 さんからのコメント— 2013 年 8 月 12 日 @ 10:14 PM
僕もヒラタ飼いたいんですけど採れないんです相○川で粘っています今後も頑張ります
『 くわくわ』 さんからのコメント— 2013 年 8 月 18 日 @ 10:20 AM
やっと、ペアゲット。「祭りで当てた・・・・・」冬眠させたいな{^・^}あと、交尾も・・・・・。
『 ひろと』 さんからのコメント— 2013 年 9 月 8 日 @ 6:49 PM
やっと、ヒラタペアで飼うことができました!
でも、なかなか交尾してくれない!半ば諦めています!
『 あっちゃん』 さんからのコメント— 2013 年 10 月 19 日 @ 3:48 AM
今年の夏に、人生初のヒラタペアを手にいれました!国産ヒラタが1番好きです。でも、中々ペアリングができません!
『 マニア』 さんからのコメント— 2013 年 10 月 20 日 @ 2:19 PM
えささんへ
僕は、ヒラタより、ミヤマとかノコギリの方が好きなんだけどwwwww
『 川端 まりお』 さんからのコメント— 2013 年 10 月 25 日 @ 8:47 PM
やっと、先週ペアリングしてくれました!
これからが、楽しみです
親越えを、目標に!オス64mmです。
『 あっちゃん』 さんからのコメント— 2014 年 4 月 1 日 @ 8:00 PM
皆さん、こんにちは、私のヒラタは、オス64mm、メス33mmのWF1です。
去年の夏に成虫になり、人生初のペアリングに、成功しました!
感動でした!これからが、楽しみです!
『 平田治虫』 さんからのコメント— 2014 年 4 月 3 日 @ 1:06 PM
ヒラタクワガタのおすをかっています。きょう、しんだとおもったらいきていました。σ(^_^;
ほかにもかぶとむしのようちゅうをかっています。
『 あっえっおれですか?』 さんからのコメント— 2014 年 4 月 25 日 @ 11:05 AM
近くで採集したヒラタからとった幼虫が
羽化しました。あまりおおきくないけど、
嬉しい!
『 たか』 さんからのコメント— 2014 年 6 月 6 日 @ 5:19 AM
僕は昆虫が大好きです。大阪の堺市ではヒラタは採れますか。
『 kontyuudaisuki』 さんからのコメント— 2014 年 6 月 7 日 @ 12:05 PM
ヒラタクワガタ飼っています。産卵させようと、交尾させたのですが、オスがメスを食べてしまい、頭だけ残っていました。これからもヒラタクワガタ飼育を頑張っていきます。
『 ゴメス』 さんからのコメント— 2014 年 6 月 9 日 @ 12:46 PM
この前なんとなく木の穴を覗いたらかなりデカイヒラタクワガタがいて二日チャレンジしてやっと捕まえました!感動!
『 魚』 さんからのコメント— 2014 年 6 月 30 日 @ 11:28 PM
うちのヒラタの幼虫はいつになったらサナギになるんだろ?
『 Ri』 さんからのコメント— 2014 年 7 月 5 日 @ 8:41 AM
僕はいま家でヒラタの2種類飼育しています、
スマトラヒラタクワガタがペアリングできずに困っています。
どのようにしたらうまくスムーズに行くでしょうか?
ちなみにオスはメスを殺そうとします。
『 クワガタ仮面』 さんからのコメント— 2014 年 7 月 22 日 @ 1:16 AM
僕も、スマトラヒラタかっています。
『 ころも』 さんからのコメント— 2014 年 7 月 23 日 @ 12:31 PM
ヒラタのめす同士でいれてもいいのですか
『 くわがたちゃん』 さんからのコメント— 2014 年 7 月 26 日 @ 9:58 PM
青森県にヒラタクワガタいますか
『 人』 さんからのコメント— 2014 年 8 月 6 日 @ 8:58 AM
あれから、ペアリングに成功して、幼虫30頭とれました!
それから、福島でオオクワガタ♀ワイルド、GETしました!
『 平田治虫』 さんからのコメント— 2014 年 8 月 30 日 @ 1:24 AM
俺の友達は110ミリオーバーのオオヒラタを飼っています けどすぐ死んだみたいで昆虫は大きいのものから飼うのではなく幼虫の時から育てればいいと思います 「読みにくい文章ですいません][読点などの打ち方が分からないので」
『 昆虫マン』 さんからのコメント— 2016 年 8 月 25 日 @ 1:26 AM
昆虫は大きいのものから飼うのではなく幼虫の時から育てればいいと思います 「読みにくい文章ですいません][読点などの打ち方が分からないので」
『 昆虫マン』 さんからのコメント— 2016 年 8 月 25 日 @ 1:27 AM
沖縄のヤンバル以外でヒラタクワガタがとれる場所を教えてください ちなみに2015年には家で69ミリのヒラタを捕まえました
『 昆虫マン』 さんからのコメント— 2016 年 8 月 25 日 @ 1:30 AM
コクワガタ♂50㎜を見つけたので飼ってますが…お嫁さん探しても♂ばっかりで半ば諦めてます…(;∀; )
『 ルルv(・∀・*)』 さんからのコメント— 2016 年 9 月 10 日 @ 11:44 AM
俺もヒラタ飼育してる!! メスが産卵した!やった!
『 パラワン』 さんからのコメント— 2017 年 7 月 27 日 @ 6:05 PM