長崎ハタを飛ばそう

ハタの作り方

ハタの作り方

竹ひごを二本用意します。 これがハタの骨組みになります。 長さは600ミリと、710ミリです。

ハタの作り方2

短いほうをタテに、長いほうを横にして、十文字に合わせます。 交差した部分を、タコ糸でしっかりと結びます。 こんな感じになりました。

ハタの作り方3

十字の骨組みのまわりに、一本のタコ糸をグルリとはっていきます。 まずはヨコ骨の右側に糸を結んで、タテ骨の下側に結びます。

この時の糸の長さは、480ミリです。 糸を結ぶと十文字がくずれますが、心配いりません。

次にタテ骨の下側に結んだ糸を、ヨコ骨の左側に結びつけます。 するとヨコ骨が弓のように曲がって、ハタらしくなってきます。

左側に結んだ糸を、ヨコ骨に何度か巻き付けて、ヨコ骨のはしから130ミリいったところで固く結びます。 そしてそこからタテ骨の上側へ糸をはります。 最後にタテ骨の上側からヨコ骨の右側に糸をむすべばハタの骨組みのできあがりです。

和紙をはる

和紙の上に骨組みを置いて、骨組みの型をとります。 この時1センチぐらい大きめにじょうぎで線を引いておいて、張りつけるときの、のりしろにします。

ハタの作り方

ハタの4すみになる部分の紙は、折り曲げやすいように切れ目を入れておきます。

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骨に張った糸を包みこむように和紙を折り曲げ、ノリでしっかりはりつけます。

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ハタにもようをつけます。 今回は、和紙をH型に切って、黒くぬりました。

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あとはハタの表にもようをのりずけするだけです。 こんなかんじになりました。

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ひゅうを作ります。 「ひゅう」は、ハタのつりあいをとる大事な役目があり、たんなるかざりではありません。 こよりにしたティッシュに、青色の折り紙を細切りにしてノリで巻きつけます。

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ハタの両側に、ひゅうを結びつけます。

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付けヨマをつけます。 ハタと揚げるためのタコ糸をつなぐ大事な部分が付けヨマです。 長さは160センチぐらいで、タコ糸とつなげる部分はわっかになるよう結んであります。

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ハタの骨組みの十文字部分に小さな穴を2つななめに開けて、

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付けヨマのはしを通して結びます。

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付けヨマのもう一方のはしは、ハタのタテ骨の下側に結びます。

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ついに手作りのハタが完成しました! 早速揚げてみます。

ハタのあげ方

ハタのあげ方

広い場所へ行き、他の人にハタを持ってもらい、あげ糸を10メートルぐらいのばします。

ピンと糸をはり、風が来るのを待ちます。

ハタのあげ方

風がふいたら、持っている人に合図してハタをはなしてもらうと同時に、す早くあげ糸を自分の方へ引きよせます。

ハタのあげ方

タイミングがあえば、ハタはグングンあがっていきます。 ハタは動きが早いので、す早い動作が必要ですが、なれてくると自由自在にあやつることができるようになります。

目標はひとりであげれるようになることです!

ハタを上手にあげるコツ

ハタあげのコツ

ハタはあげ糸を引くと、ハタの頂点が向いている方向へ動くので、頭が上を向いたしゅんかんに、す早く糸を引きよせます。

ハタの頂点が下を向いた時は、あげ糸をゆるめます。

するとすぐに上を向いてくるので、またあげ糸を引きよせます。

ハタがあげにくい時

ハタが左右にクルクル回ってしまう時は、付けヨマの下側が長いということなので、短くして重心を下げます。

ハタが横にブレてあがりにくい時は、付けヨマの上側が長いので、短くして重心を上げます。

ハタについて

長崎ではタコのことを「ハタ」と呼びます。

ハタ揚げは、長崎くんち、精霊流しとならんで、長崎の三大行事の1つに数えられています。 長崎のハタ揚げには、単に揚げるだけではなく、他のハタとかけ合って相手のハタの糸を切る「ハタ合戦」もあります。

ハタの形

ハタは菱形をしています。2本の竹骨を十字に組み合わせてあり、それに付けヨマがつき、そこから1本の糸につながり自由にあやつることができます。

ハタの模様

ハタの模様は、色を塗って作るのではなく、染めた和紙を切ってあわせます。 色は白と青と赤が基本で、まれに黒が使われます。 図柄にはさまざまなものが使われ、揚げた時によく目立ちます。

模様の種類は300種ぐらいあるとされますが、現在では約50種が伝統時な図柄として作られています。

小川ハタ店

ハタを揚げた後、ハタ職人の小川暁博さんをたずねました。

小川さん

小川さんに、どうしてハタに興味を持ったのかを聞くと、小川さんは代々ハタ屋さんで、暁博さんで三代目になるそうです。

ひとつのハタを作るのに、時間はどれくらいかかるのかを聞いたら、特に決まっていないとおっしゃいました。 ハタの図柄によって時間が変わるからです。 ちなみに小川さん自身が好きな図柄は「鯉の滝登り」です。

小川さん2

ハタを作りはじめてどれくらいになるのかを聞いてきたら、40年になるとおっしゃいました。

ハタを上手にあげるコツは、上昇気流にのせること、だそうです。

  • 850-0803 長崎県長崎市風頭町11-2
  • TEL 095-823-1928 FAX 095-823-1938

※小川さんのお店は、作業場と展示場が一緒になった資料館です

参考サイト

一銭バタを作ろう

長崎ハタよりも簡単に自作できてきちんと飛んでくれますよ。 竹ひごと障子紙、ミシン糸にノリさえあれば作れます。

一銭バタ

以上みなさんも、是非長崎ハタの自作やハタあげにチャレンジしてみてください。

2013-10-01


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